STEP3 Growth(育成)


 (1)孵化〜孵化後3週
 卵から孵った幼体は親と以下のシェルターを施したプラケースに産卵カップの蓋を開けて置いておきます.この時,幼体が這い上がって降りれるように,新聞紙等を立てかけてやりましょう.また,プラケースと蓋との間に新聞紙を挟んでやると幼体の脱出を防ぐことができるので設置して下さい.餌はすぐに与えるのですが,幼体の食べる量は少ないのでやりすぎに注意して下さい.

幼体時のお勧めシェルター
壊れ物を梱包してもらう時に使用されるクッションペーパーを10cm角くらいに切ります。
ビヨ〜ンと目いっぱいに伸ばします。 セットした様子。このシェルターの中に無数のコオロギが潜んでいます。ちなみに、ここで用いているケースは、床をメッシュ張りにしたもので、非常に衛生的です。時間があれば、こちらの作り方も掲載致します。

注)
プレートヒーターを用いている場合は、下に敷いた状態では使わず、立てかけるなどの工夫をして、幼体に直接触れないようにして下さい。さもなければ、移動力が少ない幼体は、熱死してしまいます。ちなみに、プレートヒーターの表面温度は、38度くらいの高温になっています。


 (2)孵化後3週〜孵化後2ヶ月
 飼育している温度にもよりますが,孵化後3週間程経つと小豆大から大豆大位の大きさになります.これ位の大きさになりますとプラケースでは狭くなるため生長が止まってしまいます.そこで,プラケースよりももっと大きな衣装ケースに移すことが必要です.サイズは縦74cm×横42cm×高さ35cm位の市販品が便利です.サイズで特に注意したいのは高さです.蓋を開けた時にコオロギが飛び跳ねて脱走することがあるために可能な限り高さのあるものをお勧めします.

育成用には、次の様なシェルターを新聞紙で作ってやる。





 広い所に移す作業は大変重要ですので必ず実行して下さい.さもないと,成長しないコオロギに無駄な餌と時間を費やすばかりです.
 広い場所に移ったコオロギは順調にいくと2ヶ月で成虫になります.ただし,餌の与え方や飼育環境温度に非常に左右されるので,多少のずれはあると思います.3ヶ月経っても成虫にならなかったとしたら,飼育方法に何か問題があったと言って良いでしょう.


※衣装ケースは蓋に通気性がないため,プラケースに比べ大変蒸れやすいです.
もし,蒸れるようでしたら、必ず蓋に通気用の穴を開けて下さい.さもないと、湿気で餌がカビたり、糞が腐敗し,悪臭がしてしまいます.
出来れば、蓋の中央をくりぬいて、メッシュをホットボンド等で接着して下さい。